米軍統治下の1959年、沖縄県石川市(現うるま市)の宮森小学校に米軍嘉手納基地のジェット戦闘機が墜落し、児童や住民ら200人超が死傷した事故から64年となった30日、追悼集会が学校で開かれた。犠牲者18人の名前を刻んだ石碑前の運動場で、全校児童ら約500人が黙とうし「平和を永遠に守り続けよう」と誓った。
児童は石碑「仲よし地蔵」に花や千羽鶴を供え、平和の鐘を鳴らした。6年の松川廉君(11)は「亡くなった人を思うとつらい。二度とこんな怖い事故は起きてほしくない」と話した。
戦闘機は住宅を巻き込んで校舎に激突し炎上。児童11人と住民6人が命を落とし、1人が後遺症で亡くなった。