7週ぶり米ツアーに「あー、この感じ」 小平智は池ポチャから10mパーセーブも

小平智は7週ぶりの米ツアー(Raj Mehta Getty Images)

◇米国男子◇ロケットモーゲージクラシック 初日(29日)◇デトロイトGC(ミシガン州)◇7370yd(パー72)

PGAツアーこそ、自分が戦いたい場所だと再認識した。小平智は一時帰国した日本で3試合に出場していたが、米国では5月「AT&Tバイロン・ネルソン」以来7週ぶりのトーナメント。それでも、芝へのアジャストなどは「全然、すんなりですね。『あー、この感じ』みたいな。やっぱり楽しいです」。主戦場へ戻ってきた感覚に喜びもにじむ。

スタートの10番で木に当たったボールが林の奥へと跳ねるアンラッキー。寄せワンのパーで切り抜けると、アゲンストの風も吹いた223ydと長いパー3の11番で冷静なジャッジをみせた。オナーでのティショットは5Wではなく4Iを選択。花道にキャリーしてエッジに止まったのも、「手前からアプローチをした方が楽かな」というプラン通りだった。パターで6mほどを流し込み、バーディが先行した。

セカンドを池に入れた14番(パー5)は10mほどをねじ込むナイスパーセーブ。後半3番のバーディで一時3アンダーまで伸ばした。「もったいなかった」と話すのは上がり3ホール。7番(パー5)でチャンスを逃し、風に迷った8番は好感触のセカンドが奥まで飛んでボギー。9番(パー3)も左奥にこぼしてスコアを落とした。

フィールド平均スコアがアンダーパーとなる「70.372」を記録した伸ばし合いにあって、1アンダー「71」は83位での滑り出し。ただ、午前7時7分と早朝に出る2日目への期待が上回る。「朝早くて、グリーンもキレイだと思うので、前半のうちに伸ばして行きたいですね」と前のめりで言った。(ミシガン州デトロイト/亀山泰宏)

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