町田のバス事故で運転手書類送検 睡眠障害自覚か、7人負傷

住宅に突っ込んだ路線バス=昨年11月、東京都町田市

 昨年11月に東京都町田市で睡眠障害を自覚しながら運転して路線バスで事故を起こし、乗客7人に重軽傷を負わせたとして、警視庁町田署は30日までに、自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)の疑いで、神奈川中央交通(神奈川県平塚市)の男性社員(60)を書類送検した。署への取材で分かった。

 書類送検容疑は昨年11月18日午後8時20分ごろ、睡眠障害で正常な運転が困難な恐れを認識しながらバスを運転。町田市内の住宅の外壁に衝突し、乗客7人に重軽傷を負わせた疑い。

 署によると、男性は事故直後「(一つ前の)バス停を通過した直後に記憶がなくなった」と話していた。

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