【那須】本格的な夏の到来を前に、伊王野の道の駅東山道伊王野の周辺で、だいだい色に染まったアンズの収穫がピークを迎えている。
同道の駅は2013年に周辺地域をアンズの里としてPRしようと、周辺住民の協力でアンズ約2千本を植栽。同所、自動車整備工深沢年幸(ふかさわとしゆき)さん(74)はこのうち約30本を育て、毎年実を収穫しては道の駅の直売所に出荷している。
栽培するのは「信州大実」「ゴールドコット」「おひさまコット」の3品種。4月中の低温で一部は霜害に見舞われたものの、「全体的にはまずまず」と深沢さん。29日は午前8時過ぎに作業を開始し、数キロを収穫した。
アンズは生で食べるほか、シロップ漬けやジャムにしてもおいしいという。深沢さんは「この地域がアンズの産地として認知され、栽培する人が増えてくれれば」と話していた。
(問)道の駅東山道伊王野0287.75.0577。