東京の選挙協力除外「変更なし」　公明幹事長、衆院選で

　公明党の石井啓一幹事長は30日の記者会見で、次期衆院選に向け自民党と合意した選挙協力について、東京都内を対象から除外する方針に変更はないと述べた。自民の協力に期待した北側一雄副代表の発言は「個人的な感想と思う」とした。

　山口那津男代表が29日に自民との合意を「第1弾」と位置付けた発言に関しては「現段階で第2弾を予定しているわけではない」と説明。自身が5月に発言した「東京で自公の信頼関係は地に落ちた」との認識は今も変わっていないとした。

　公明は候補擁立を決めた東京29区で自民の推薦を求めない方針。自民は、地元区議団が公明候補を支援する方向で調整している。