7月7日の七夕を前に神奈川県立こども医療センター(横浜市南区)では、子どもたちやその家族らの願いが込められた短冊が飾られ、涼をもたらしている。
七夕の短冊飾りは今年で17年目で、同センターのボランティア団体「オレンジクラブ」が5月中旬から短冊を作ったり、ササを用意したりするなどの準備を進めてきた。
「手術が無事に終わりますように」「早く家に帰って来られますように」─。1階の渡り廊下と正面玄関入り口に飾られる約1500枚の短冊には、切実な願い事や希望であふれていた。
ボランティアの一人、三木美雪さん(64)は「入院をしていて外に出られない子もいるので、こうした四季の飾りを通してわれわれが外からの風を運びたい」と話していた。