輝くメダル「五輪でも」 U23アジア選手権カヌースラローム 中嶋、山本、長洲3選手 知事に報告、飛躍誓う

メダル獲得を熊谷知事(右から2人目)に報告する3選手=県庁

 タイ・パタヤで5月に行われたカヌースラロームジュニア・U23アジア選手権でメダルを獲得した千葉県内在住の3選手が県庁を訪れ、熊谷俊人知事に結果を報告。3選手は「水の流れを使って体が小さくても活躍できる」と競技の魅力を口にし「五輪に出場してメダルを取りたい」と夢を語った。

 3選手は立大4年の中嶋学人選手(22)=松戸市=と昭和学院高2年の山本圭悟選手(17)=市川市、習志野高3年の長洲百香選手(18)=佐倉市。中嶋選手はU23男子カナディアンシングルで銅メダル、山本選手はU18男子カナディアンシングルで金メダル、長洲選手はU18女子カヤックシングルで銀メダルを手にした。中嶋選手と山本選手はチームレースでも金メダルを獲得した。

 平日は地元の江戸川や印旛沼などで練習しているという3選手。「水の流れを利用して体の大きな外国人選手とも互角に勝負できる」と競技の面白さを説明した。熊谷知事は「おめでとう」と祝福し「千葉県が海や川に囲まれ、湖沼もある水辺の県だと実感している。さらに強くなって、さらなる飛躍を楽しみにしている」とエールを送った。

 今後の目標について、山本選手と長洲選手は「五輪のメダル」「五輪優勝」と目を輝かせる。中嶋選手は既に若手の育成にも携わっており、今夏の世界大会での自らの活躍とともに「五輪選手の育成」も掲げた。

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