「結婚式の大惨事は誰のせい？」TOKAI RADIO『Paradise』神野三枝の見解は？

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東海ラジオ『Paradise』(月～金9:00～11:00)は「あなたの人生がパラダイスに！」なるように、オトナな音楽、カルチャー情報、医療や介護の問題、ホットなエリア情報、役立つ生活情報、ショッピング情報など、様々な情報を持ち寄って、ホッと一息つける時間を演出する番組。DJは神野三枝。6月28日のオープニングトークは「中国で起きた結婚式の大惨事」の話。

「もう6月の終わりですね。6月、ジューンブライドで、結婚式の話をしようと思います。今から4年ぐらい前のことだったと記憶していますが、本当にあった話です。中国の結婚式場で、誓いのキスをしようとしているカップルの前に、突如、新郎の元カノが、なんと、ウェディングドレス姿で乱入してきたんです！」

「その元カノは、泣きながら新郎の腕を引っ張って『私が悪かったわ』と言って『自分の元に帰ってきてほしい』と、すがり始めたわけです。もう、会場内が大パニックになりました。そのとき、新郎の右手は花嫁さんと繋がれていて、左手のほうに元カノがすがりついているわけです。元カノのほうを振りほどこうとします」

「新郎は新婦の頭をなでながら『気にしないで、気にしないで』と言っているんですが、元カノのほうは、床に転がってしまうような形になってしまいまして、それでも必死にすがりついているわけです。そして、凍り付く列席者。司会者は『これは何とか収めなければいけない』と「えーっ、予想だにしないことが起きておりますが、これが愛においての現実というものでしょう」とか、訳の分からないことをアナウンスしだす始末で」

「すると今度は、花嫁がキレました。頭のベールを引きちぎって投げつけて、会場から出て行ってしまったわけですねえ。それを追う新郎。そして会場には、一人泣き崩れる元カノの姿・・・。さあ、みなさん、これは、誰が悪いと思いますか？」

「このとき、ネットの大半は、乱入した元カノの行き過ぎた行動への非難。それから、この女性ときっちり別れていなかった新郎への揶揄だったんですが、しかし、私が思うに、元カノは、この結婚式を台無しにするのが目的だったのではなく、女心として『これが最後のチャンス。あきらめる前に最後にもう一度だけ、彼の本心を聞いてみたい。もしかしたら彼はわかってくれるんじゃないか』という賭けに出たように思うんですねえ」

「とはいえ、どんなに同情すべき事情があったにせよ、これはやり過ぎだと思います。が、ここまでの行動を起こさせたということは、決して彼女一人のせいではないような気がするんですよねえ」

「わたしが言えるのは、これは日本ではまずありえない事態です。その理由は、日本のホテルや結婚式場は、セキュリティが万全だからです。披露宴に関係ない人物の入室はマークされますし、会場に入ることすらできませんし、ましてや、ウェディングドレスなんていう派手な格好をした目立つ人が入ってきたら、何事かと思うわけじゃないですか。仮に入ったとしても、その時点で止めますよね」

「それがですよ、誓いのキスをする正面まで歩いて行って、一緒に並んじゃうなんて絶対あり得ないわけですよね。ですから、私が思うに、誰が悪いかを考えるのは、みなさん、それぞれにお考えがあると思いますが、私はこの仕事をしているからでしょうか、プロがプロの仕事をしていれば、この大惨事はなかったでしょう。あなたが花嫁だったら、誰を恨みますか？」

※放送情報は変更となる場合があります。