大潮の時期 7月3日(月)を中心に満潮の時間帯を中心に潮位高く 浸水や冠水に注意

3日(月)の満潮時刻(ウェザーマップ)

7月3日の満月の前後は大潮の時期にあたり、満潮の時間帯を中心に潮位が高くなる。東北地方の太平洋沿岸、北陸地方及び西日本の沿岸の一部では、海岸や河口付近の低い土地で浸水や冠水のおそれがある。

(上)2014年8月12日午前8時頃 満潮時 那覇市 (下)2014年8月12日午後2時過ぎ干潮時 那覇市 (撮影=崎濱綾子)(ウェザーマップ)

 夏から秋にかけては海水温が高い等の影響で、平常時の潮位が年間でも高い時期となる。さらに、7月3日の満月の前後は大潮の時期にあたるため、満潮の時間帯を中心に潮位が高くなる。

 また、平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震の影響により、東北地方から関東地方北部の太平洋沿岸では現在も地震の前より地盤が低くなっている地域がある。
 このため、東北地方の太平洋沿岸、北陸地方、近畿地方、中国地方、四国地方、九州北部地方及び九州南部の沿岸の一部では、7月1日から7月8日にかけて、満潮の時間帯を中心に海岸や河口付近の低い土地で浸水や冠水のおそれがあるため、注意が必要となる。
 なお、この期間中に台風や低気圧の通過等があった場合や、短時間に海面が昇降を繰り返す副振動の発生等があった場合は、さらに潮位が上昇する可能性がある。

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