田中大貴のSR渋谷加入が発表、優勝に向けて「できる事は何でもやりたいという気持ちです」

田中大貴のSR渋谷加入が発表に

6月30日、サンロッカーズ渋谷は田中大貴と新たな契約を締結したと発表。田中からは「優勝を目指すにあたり、できる事は何でもやりたいという気持ちです」とメッセージが発表されている。田中は5月30日にアルバルク東京から自由契約公示となっていた。

今回の移籍発表にSR渋谷を通じて田中は「初めまして。田中大貴です。今回サンロッカーズの一員になる事ができ、大変うれしく思います。新しいチャレンジの機会を与えてくださったチーム関係者の皆様には感謝申し上げます。

今回、サンロッカーズのチームは大きく変わる事となり、ファンの皆様も様々な思いがあると思います。ですが、これまでの全てを知るベンドラメ選手を中心に、もっといいチームになれるよう、日々精進してまいります。自身がよく知るコーチが新しくチームを作っていく中で、できる事はたくさんあると思っています。簡単な道のりではないですが、このチームにはしっかりとしたビジョンがあります。優勝を目指すにあたり、できる事は何でもやりたいという気持ちです。サンロッカーズファンのみなさまも共に戦ってくださればありがたいです。

少しばかり黄色のユニフォームが自分に似合うものかと心配しておりますが、温かい目で見てください笑 どうぞよろしくお願い申し上げます」とメッセージを発表している。

1991年生まれの田中は、東海大でインカレ優勝に貢献すると卒業後、トヨタ自動車アルバルク(現アルバルク東京)に加入。以来、9年間チーム一筋でプレーしてきて、Bリーグでは2017-2018、2018-2019では連覇に貢献。2017-2018ではチャンピオンシップ最優秀選手賞(MVP)を受賞し、2019年にはレギュラーシーズン最優秀選手賞を獲得。さらにベストファイブ4度選出と輝かしい経歴を持っている。今季は、シーズン中に腰椎椎間板ヘルニアの手術を受けた影響もあって出場試合数は14にとどまり、7.6得点、2.9アシストのアベレージとなっている。また学生時代から代表に選出されて活躍し、東京オリンピックでもプレーしている(2021年に代表引退を表明)。

古巣となるアルバルク東京でもオフィシャルサイトで田中の契約満了および移籍を報告。ファンに向けたメッセージの中では、「自分の事を本当に必要としてくれている人のもとでプレーがしたいと思いました」と移籍決断について語っている。

「アルバルクファンの皆様、この度チームを退団させて頂く事になりました。大学を卒業してからこのチームで9年もの間、ファンの皆様と共にチャンピオンを目指して戦えた事を誇りに思っています。常に支えてくれたファンの皆様には本当に感謝しております。

ファンの皆様に何とか勝ち姿、自分たちが応援しているチームは1番強いチームなんだと思って頂けるように必死にプレーし続けた9年間でした。

いい時もそうでない時もたくさんの愛情をもって自分の背中を押して頂いた事に本当に感謝しております。自分にとってアルバルクファンの皆様は特別な存在で、これから先も変わる事はありません。今回の決断が簡単ではなかった事は言うまでもありません。毎日毎日色々な事を考えました。

最終的には自分がどうしたいのかと考えた時に、今までもそうしてきましたが、自分が納得して楽しいと思えるところで、自分の事を本当に必要としてくれている人のもとでプレーがしたいと思いました。人生必要な時に必要な事が起こると思っています。

アルバルクファンの皆様の前でプレーできなくなる事はとても残念ですが、また皆様と試合会場でお会いできる事を楽しみにしています。最後に、契約やリリースのタイミングの関係で、皆様に直接感謝の気持ちを伝える事ができず、大変申し訳なく思っております。9年間本当にありがとうございました」

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