生物「難易度高すぎた」 1月の共通テスト外部評価

 大学入試センターは30日、今年1月に実施した大学入学共通テストの外部評価結果を公表した。前身の大学入試センター試験を通じて過去最低の平均点だった生物について「難易度が高くなりすぎたのではないかと考えられる」と指摘した。センターは今後の問題作成に評価を反映する。

 センターによると、1月20日時点で公表した生物の平均点は39.74点となり、理科の専門4科目の中で著しく低かったため得点調整の対象となった。高校教諭らによる外部評価では「背景や設定の情報量が多く、理解するための時間や労力がかかりすぎ、思考時間が十分に確保できなかった」と判断され、4段階で最も低い評価と位置付けられた。

© 一般社団法人共同通信社