今季加入したセルティックで3冠に貢献、オーストラリア代表MFモーイが電撃引退「非常に難しい決断」

[写真:Getty Images]

オーストラリアサッカー協会(FFA)は30日、オーストラリア代表MFアーロン・モーイ(32)の現役引退を発表した。

【動画】引退発表のモーイがオーストラリア代表で残したゴール&アシスト

シドニー生まれのモーイは、オーストラリア代表として57試合7ゴールを記録。長い時間、主力選手としてプレーした。

2012年にA代表デビューを果たしゴールを記録すると、2018年のロシア大会、2022年のカタール大会と2度のワールドカップ(W杯)に出場していた。

クラブレベルでは、ボルトンの下部組織で育ち、ファーストチームに昇格せずにセント・ミレンへ完全移籍。ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ、メルボルン・シティでプレーすると、マンチェスター・シティに完全移籍。プレーすることなく、ハダースフィールド・タウンにレンタル移籍すると、2017年7月に完全移籍。その後は、ブライトン&ホーヴ・アルビオン、上海海港でプレー。2022年7月にセルティックへと完全移籍で加入した。

今シーズンのセルティックでは、スコティッシュ・プレミアシップで29試合に出場し4ゴール10アシストを記録。しかし、ヒザの負傷によりシーズン終盤に離脱。それでも国内3冠の偉業達成に貢献し、キャリアを終えることとなった。

ムーイはFFAを通じてコメントしている。

「オーストラリア代表としてプレーするという夢をかなえることができて幸運だった」

「サッカーを始めた幼い子供の頃、テレビで代表チームを見て、いつか自分もそこにいると想像していたけど、そんな生活ができたことに本当に感謝している」

「オーストラリアが輩出した最高のサッカー選手たちと一緒にプレーできたことを光栄に思い、その過程で生涯にわたる友情を築いてきた」

「サッカルーズ時代にサポートと指導をしてくれたチームメイト、コーチ、バックルームスタッフに感謝したいと思う。グループ間の友情は僕にとって決して忘れられないものだ」

「これは(引退という)非常に難しい決断だったが、次世代に国際サッカーを経験する機会を与えるのにふさわしい時期だと思う」

「グループとして、僕たちはサッカルーズに(カタールで)新たな基準を設けることができた。2026年に向けて取り組みが始まる中で、我々にはそれをさらに発展させる才能があると信じている」

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