〇〇がない!? 当別町で自動運転バスの実証運行

石狩の当別町できょうから自動運転バスの実証運行が始まりました。本来はあるはずのものがないこのバスの特徴とは?リポーター「私が乗っているこちらのバスにはハンドルがありません。さらに、アクセルやブレーキもない自動運転のバスになっています」。きょうから当別町を走る自動運転EVバスは出発時のスタートや緊急時の対応のみ行う乗務員が2人乗りますが、運転は基本的に全て自動で行われています。JRのロイズタウン駅と菓子メーカーロイズの工場を結ぶ約700メートルの道を平均時速15キロで1時間当たり2往復から3往復し、従業員や観光客を無料で運びます。昨年3月に開業した同駅周辺には道の駅などもあり、町は道内ではまだ珍しい自動運転バスの運行をてこににぎわいの創出につなげたい考えです。当別町・後藤町長「無人でバスを運行していただいて高齢者や障害者の足を確保していただくそのことが将来の町づくりに大変重要だと思う」。今回の実証運行は来月17日までの18日間ですが、冬には雪道での運行も予定しています。当別町は今後、道の駅とも連携するなどして乗務員のいない完全自動運転のバスを導入したい考えで、来年度以降もこういった実証実験を重ねていく方針です。

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