9000万円脱税の男を起訴 栃木・小山、株売却益申告せず

 宇都宮地検は30日までに、米アップル株を売った利益などを隠し、所得税など約9100万円を免れたとして、所得税法違反罪で、栃木県小山市の無職男(58)を起訴した。28日付。

 起訴されたのは松山孫濤被告。起訴状によると、株取引で得た2021年度分の所得など約6億1100万円を確定申告せず、所得税を免れたとしている。

 関東信越国税局が27日、同法違反の疑いで地検に告発していた。関係者によると、売却したアップル株は20年以上前に購入したものとみられる。

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