自民、大阪で支部長差し替えへ 10前後で一括公募、刷新図る

 自民党は30日、次期衆院選で大阪府内の公認候補となる支部長について、10前後の小選挙区で一括公募すると決めた。支部長が空席の4選挙区を除き、事実上の差し替えとなる方向だ。日本維新の会に押され退潮が続く大阪府連の立て直しに向け、若者や女性を積極的に擁立し、刷新を図る。

 茂木敏充幹事長は府連立て直しに関する党会合後、現職支部長の応募も可能だとした上で「活動状況や情勢分析を見ても厳しい」と記者団に述べた。

 自民は2021年の衆院選で候補を擁立した大阪府内の小選挙区で維新に全敗。今年4月の府議選と大阪市議選では、いずれも政治団体・大阪維新の会に過半数獲得を許した。

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