名前が分かっていながらも遺骨が引き取られていない原爆犠牲者の遺族を捜すため、広島市は全国の自治体などに名簿を発送しました。
平和公園の原爆供養塔にはおよそ7万人の遺骨が納められていますが、名前がわかっている2437人のうち813人は今も遺族が見つかっていません。
広島市はこの名簿を全国の自治体などに発送し情報提供を求めます。去年8月には名簿を見た県内に住む遺族から問い合わせがあり、5月に1人の遺骨が引き渡されました。
広島市 原爆被害対策部調査課 黒田課長補佐「一人でも多くの方の目に触れていただいて心当たりのある方からのご連絡をお待ちしております」
広島市は7月14日から各地で提示するよう依頼するほか、市のホームページでも公開しています。