飾り山笠に神様招き入れ 福岡・櫛田神社

福岡市博多区の櫛田神社で行われた飾り山笠の「御神入れ」=30日午後

 福岡の夏の風物詩「博多祇園山笠」の飾り山笠に神様を招き入れる神事「御神入れ」が30日、福岡市博多区の櫛田神社で行われた。今年は表が「歌舞伎十八番暫」、「見送り」と呼ばれる山車の裏側は「神話八俣遠呂智」にちなんで人形などを飾り付けた。7月1日から一般公開する。

 山笠振興会の武田忠也会長は「例年以上に気を引き締めて頑張りたい」と意気込みを語った。櫛田神社の他にも、市内ではそれぞれ工夫を凝らした計12の飾り山笠が展示される。

 華やかな飾り山笠は高さ約13メートル。祭りは7月15日早朝に山車が街を駆ける「追い山笠」でクライマックスを迎える。4年ぶりに通常規模の開催となる。

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