佳子さま「1人暮らし」 ご一家で相談、宮内庁公表

秋篠宮家の次女佳子さま

 宮内庁は30日、秋篠宮邸の改修中にご一家の仮住まい先だった旧「御仮寓所」に、次女佳子さまが引き続き1人で居住されていると明らかにした。宮邸内に私室を維持すると改修費が増えると見込まれ、経費削減のため、ご一家で相談して決めたという。

 天皇代替わりに伴い、秋篠宮家を支える職員が大幅に増員され、宮邸は事務スペース拡充などのため2020年3月から改修工事に入り、22年9月に終えた。宮内庁は、ご一家が今年3月までに引っ越しするとしていた。旧御仮寓所は「分室」として職員の事務室や収蔵庫に利用すると説明し、佳子さまが住むことは公表していなかった。

 秋篠宮家の側近トップ加地隆治皇嗣職大夫は30日の記者会見で「私的な事柄でセキュリティーに関わり、公表を控えていた」と述べた。

 宮邸改修に際し、秋篠宮ご夫妻と長女小室眞子さん、佳子さまが相談していたという。当初は眞子さんも住む計画だったが、結婚で皇室を離れたため、佳子さまが1人で住むことになった。改修工事前から同居しない前提だったという。

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