8月6日の「原爆の日」を前に、広島市は原爆供養塔に納められている遺骨の名簿を全国に発送しました。
平和公園の原爆供養塔には、およそ7万人の遺骨が納められています。このうち名前が判明しながら遺族が見つかっていない813人の名簿を発送するため、広島市の職員2人が封筒に詰める作業をしました。
発送先は広島市の施設や全国の自治体、被爆者団体などあわせて2144か所です。
この1年では、当時、陸軍に所属していた男性の遺骨について去年8月、ひ孫から問い合わせがありました。市の確認を経て、先月、遺族の元へ帰ることができました。
広島市 原爆被害対策部 黒田信幸 課長補佐
「1人でも多くの方の目に触れていただいて、心当たりのある方からのご連絡をお待ちしている、そういった思いでございます」
原爆供養塔の納骨名簿は、来月14日から掲示されます。