末広物産運輸が自己破産申請 負債は約3億5000万円

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帝国データバンク水戸支店は30日、運送業の末広物産運輸(水戸市双葉台)が同日までに事業を停止し、事後処理を弁護士に一任して自己破産申請の準備に入ったと発表した。負債は約3億5千万円の見込み。

同社は1970年創業。食品メーカーや大手運送業者を得意先として、冷蔵・冷凍庫による食料品輸送を中心に手がけ、2006年3月期の年売上高は約7億1500万円を計上した。

車両などの設備投資に伴う有利子負債の返済が重荷となる中、燃料費の高騰や新型コロナウイルス感染拡大の影響による受注の減少で資金繰りが厳しく、代表の体調不良も重なり事業継続は困難と判断した。

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