缶飲料や加工食品など製造の三和缶詰(中山町、香月修社長)は、本社内に新工場を整備し30日、現地で竣工(しゅんこう)祭を行った。病院や介護施設などで使用されるカップ型の栄養補給ゼリーを生産する。
パインサイダーを看板商品とする同社は、中山町と天童市に工場を構えている。今回、フルーツの缶詰を製造していた旧工場をリニューアルした。昨年末に工事を開始し、鉄骨平屋建てで建築面積は1563平方メートル。冷凍・冷蔵設備を整え、調合や殺菌の機能を備えた同工場では、年間2500万個超の生産量を想定しているという。
関係者約30人が出席して式典を行った。香月社長は「将来的には4千万個の生産量を目指したい。安全で安心な商品を送り出し、中山町、県の発展に貢献できるように努力したい」とあいさつした。