不倫がバレると起こる『6つのこと』 考えるべきリスクと予防するための対策とは?

近年、不倫案件に関する相談が弁護士の元へ続々届いている

昔は身近なところで話題に上ることが少なかった「不倫」にまつわる話ですが、最近では不倫案件に関する相談が弁護士の元へ続々届いていると言います。

これは、女性の社会進出や出産率の低下などにより、男女共に相手と別れる決断に至りやすくなっていることも原因として挙げられます。また、反対にこうした現状から、不倫する側も不倫のリスクに対する考え方が緩くなっている印象を受けます。

しかし、不倫することで思わぬ大きなリスクを背負うことになることも事実です。不倫に走りそうになっている人や、すでに不倫してしまっている人は、今一度、不倫がバレると起こるリスクについて考えてください。

リスクを考えて!不倫がバレると起こる『6つのこと』

不倫していることが配偶者や周りにバレてしまうと、どのようなリスクが起こり得るのでしょうか。ここでは不倫がバレると起こるリスクについて紹介します。

1.配偶者から離婚を切り出される

配偶者に不倫していることがバレてしまうと、まず離婚を切り出される可能性があることを理解しておきましょう。

人によっては「魔が差しただけ」「ちょっとした遊びのつもりだった」と言う人もいますが、今の時代、単純計算で3組に1組が離婚しています。共働き世帯も多く、金銭的に余裕が生まれているため、離婚に踏み切りやすくなっているのです。

「離婚したいとは思っていない」と伝えても、すでに離婚を決意した人の気持ちは堅いです。不倫したパートナーに愛想を尽かしていることも多いので、「時すでに遅し」という状況に陥っていることも。

2.配偶者から慰謝料を請求される

夫婦の仲を継続するか否かによっても異なりますが、最近では夫婦間で慰謝料を請求するケースも増えてきているようです。離婚する場合は、その分、慰謝料が高額になりやすいため、離婚に至ってしまう上に慰謝料を請求されるという大きな罰を受けなければいけません。

また、既婚者と不倫している側には、不倫相手の配偶者から多額の慰謝料を請求されるケースが大半です。減額交渉に易々と応じてくれる人は少ないので、さらに弁護士を雇う費用がかかったり、調停に持ち込むことで勤務先にもバレるなど、多くのリスクが重なります。

3.社内や知り合い間での立場が悪くなる

不倫していたことを隠していたとしても、配偶者に不倫がバレてしまうことで、知り合いや家族にバレてしまうのも時間の問題です。案外世間は狭いので、配偶者側の知人に話が行き、そこから不倫している自分の知人に話が回る…というケースも珍しくありません。

また、不倫の6割が社内で起きているとも言われています。「人の口に戸は立てられぬ」とはよく言ったもので、社内でも「不倫したらしい」と噂があっという間に広まってしまいます。

これにより、社内での立場が悪くなり、会社によってはどちらかが左遷されたり、周りとの関係が悪化したことにより退職に追い込まれることも少なくありません。

4.家族からの信頼を失う

当たり前ですが、家族からの信頼を失うことは当然考えられます。不倫された側の配偶者はもちろん、すでに理解できる年頃の子どもがいる場合は、非常にショッキングな出来事として記憶に残ってしまうでしょう。

親が不倫したという事実を知った子どもの中には、「この人は信用できない」「自分のことは考えてくれないのか」という考えから、精神的に追い込まれてしまったり、自尊心を失ってしまったり、最悪の場合、非行に走ってしまう子どももいます。

自分が一時の快楽を得るためにしでかした行為が、子どもの将来に大きな悪影響を与えるリスクを改めて考えてください。

5.その後の行動が大幅に制限される

不倫がバレた後、そのまま夫婦関係を継続する夫婦も多くいます。しかし、夫婦関係を継続できるからといって、安心できません。その後、配偶者からの監視や行動制限がかかるケースが圧倒的に多いからです。

スマホの中身をチェックされたり、GPSアプリを入れられたり、月に使えるお小遣いが最低限に下げられたり、帰宅時刻に門限が決められたりと想像以上に制限が課されるケースが多く見受けられます。

「やりすぎでは」「余計に不倫への思いを強めてしまうのでは」と指摘されることもありますが、不倫された側はそれだけ心に傷を負わされたのです。

6.不倫相手と大揉めする事例も

既婚者を相手に不倫する人は、基本的に自己中心的で自分を正当化しようとする共通点を持っています。そのため、配偶者との話し合いが落ち着いても、不倫相手と大揉めするケースが考えられます。

例えば「奥さんと別れるって言ったのに、結婚してくれない」とトラブルに発展したり、社内不倫の場合はセクハラで訴えられたり不倫中の噂を拡散されたりといったリスクが生じます。

不倫中はお互いのことを愛していると錯覚しているため、盲目状態になっていますが、一度その関係が冷え切ってしまうと、後に残るのはトラブルの種です。

パートナーの不倫を予防するために効果的な対策は?

さまざまな場所で不倫の話を耳にすると、「パートナーが不倫しないか不安…」と感じる方もいるでしょう。パートナーの不倫を予防するためには、以下のような習慣を心がけることで不倫対策になります。

  • 意識的に少しでも自分磨きを続ける
  • 普段から愛情や感謝の気持ちを伝える
  • 趣味やデートなどでパートナーと一緒に過ごす時間を作る
  • 一緒に「初めての体験」を増やしていく
  • パートナーの友人や親と仲良くなっておく
  • お互いに頼れる部分はパートナーに頼る
  • 「不倫したら即離婚」という考えを会話の中で伝えておく

夫婦関係にマンネリを感じたり、不満を覚えたりすることが不倫のきっかけとなりやすいと言われています。そのため、こうした状況に陥らない工夫を習慣的に取り入れることで、不倫予防に効果が期待できます。

過度に束縛しすぎるのではなく、あくまで日常の中で自然を装いつつ、パートナーとの時間を増やしていくことが大切です。パートナーが不倫する隙を作らせないことで、時間的にも金銭的にも、そして精神的にも不倫しにくい状況を作り出しましょう。

不倫に良いこと無し!リスクを考えて責任ある行動を

不倫は結果的に、自分にとって最悪の事態を迎えるリスクが非常に高い行為です。また、自分だけでなく、何の罪もない子どもを含めた家族に大きな心の傷を負わせることにもなります。改めて不倫のリスクを考えて、大人として責任ある行動を心がけてください。

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