フラッテージの去就にサッスオーロCEOが言及、インテルらとの交渉認めつつも「これまでのオファーは満足できない」

[写真:Getty Images]

サッスオーロの最高経営責任者(CEO)を務めるジョバンニ・カルヴァネーリ氏が、イタリア代表MFダビデ・フラッテージ(23)の売却交渉の進捗を明かした。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。

セリエAにおける今夏の移籍市場で最も注目を集めていると言っても過言ではないフラッテージ。古巣ローマやインテル、ミラン、ユベントスが獲得に乗り出し、以前にはアーセナルやブライトン&ホーヴ・アルビオンらプレミアリーグ勢の関心も報じられた。

ここ最近はインテル行きが濃厚との見方も浮上しているが、インテルはクロアチア代表MFマルセロ・ブロゾビッチ(30)の売却が成立しない限り、フラッテージ獲得に多額の資金を投じられない様子だという。

そんななか、イタリア『メディアセット』のインタビューに応じたカルヴァネーリCEOは「どのクラブとも合意には程遠い」と各クラブにクギを差し、今シーズンのセリエAで36試合に出場し、7ゴールを記録した攻守の要を、易々と手放すつもりは毛頭ないようだ。

「確かに我々はインテルと顔をあわせている。だが、それはインテルだけではない。交渉は初期段階に過ぎず、合意という言葉からはかけ離れている。まだまだ何が起こるか様子を見るべき時期だ」

「現段階ではインテルとローマだけでなく、その他いくつかのクラブもフラッテージを獲得する可能性がある。しかしだ。私に言えるのは、これまで受けたオファーはどれも到底満足できるものではなかったということだ。フラッテージは飛び抜けた価値を持つプレーヤーだ」

また、契約を2026年6月まで残すフラッテージの売却を急ぐ理由がないとも語っている。

「我々は昨年、クラブとして重要な売り上げを記録した。つまり有利な立場にいるのだ。良いオファーが舞い込めば売却も良いが、それがないなら来シーズンもフラッテージを残すつもりだ」

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