富山商は砺波と初戦 高校野球富山大会6日開会式 組み合わせ決まる

くじの番号を発表する富山商の上田主将=射水市のアイザック小杉文化ホールラポール

 第105回全国高校野球選手権富山大会の組み合わせ抽選会は30日、射水市のアイザック小杉文化ホールラポールで開かれ、43校40チームの対戦カードが決まった。春の富山県王者の富山商は砺波と、3月の選抜大会に21世紀枠で出場した氷見は八尾・富山西・呉羽・伏木の連合チームといずれも15日に対戦する。6日に開会式が行われ、8日に熱戦の火ぶたが切られる。

 6大会連続の夏の甲子園出場を見据える高岡商は石動との2回戦が初戦となる。春準優勝の富山一は滑川、4強の高岡一は小杉、新川は富山国際大付とそれぞれ対戦する。

 抽選会では亀谷卓朗県高野連会長があいさつし、各校の主将が決意表明した。大会は5球場で熱戦が繰り広げられる。8日に1回戦、15、16日に2回戦、22日に3回戦、24日に準々決勝、27日に準決勝、29日に決勝が行われる。

  ●選手宣誓は穴口(富山南)

 ○…予備抽選で1番くじを引き、開会式の選手宣誓に決まった富山南の穴口柚(ゆず)芭(は)主将(3年)は昨秋の県大会に続き2度目の大役を担うことになった。「びっくりが一番。応援してくださる方々に感謝の気持ちを伝えたい」と意気込んだ。

 昨秋の開会式は富山南と対戦相手の中央農・八尾・富山西の連合チームのみの参加だった。今夏は全チームがそろうことになり「県内の高校球児の気持ちを背負い、責任を持ってやりたい」と気を引き締めた。

 

  ●9年ぶり頂点へ「1試合1試合」 富山商・上田主将

 ○…9年ぶりの頂点を狙う富山商の上田海翔主将(3年)は「始まるなという実感が湧いてきた」と闘志を燃やし、「勝つ準備をして試合で発揮できるよう、1試合1試合を頑張りたい」と気合を入れた。

  ●「ベストで挑む」 氷見・大澤主将

 ○…センバツに続く聖地を目指す氷見の大澤祥吾主将(3年)は「けが人も治ってきてベストメンバーで挑めそう」と春の甲子園で腰を痛めたエース青野拓海投手(同)の復調を期待。「体調不良なく調子を上げていくだけ」と話した。

選手宣誓へ意気込む富山南の穴口主将

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