【バレーボール】早慶戦直前!注目選手特集 バレーボール部女子 中村日南選手

第87回早慶バレーボール定期戦が7月1日、日吉記念館にて行われる。伝統の一戦を前に、注目選手・中村日南選手(看2・慶應湘南藤沢)の特集をお届けする。昨年の早慶戦を現地で観戦したのがきっかけで入部した中村選手。今年の早慶戦では自分が魅せる側にまわろうと意気込む。

チームの主力

SFCの看護医療学部に通う中村日南選手(看2・慶應湘南藤沢)。コートではアウトサイドヒッター(OH)を務め、主にレフトのポジションを担う。大事な場面で上がるトスをスパイクで打ち切る彼女は、2年生ながらチームの主力として活躍している。

スパイカーとして存在感を放つ

夢見た舞台

中村選手がバレーボール部に入部したのは去年の10月。きっかけは7月に観戦した早慶戦だ。元々バレーボール部には興味があったものの、看護医療学部に通いながら体育会に入ることは勉強との両立に不安があり、一度は入部を諦めた。しかし満員の観客に囲まれ、はち切れんばかりの歓声を背にプレーをする選手を目にしてその心は揺れた。コートでプレーする選手の中には、高校の先輩の姿や小・中学生の時から練習試合をともにした同期の姿もあった。「自分がそっちに立ったらどんな感じなんだろう」と感じた中村選手は入部を決意。そして今年、憧れの舞台についに自ら立つ。

春季リーグ戦について

今年の春季リーグ戦は初めて出場するリーグ戦だった。チームメートに助けてもらいながら戦い抜いたものの「なかなか勝ちにつなげることができなくて苦しい2か月だった」という。結果を見れば苦いリーグ戦でも一つ一つのプレーでは良い点もたくさん見つかった。特にリーグ第5戦の上智大戦では身長が高い相手に対してもブロックでしっかりと張り付き、相手のスパイクからワンタッチをとることができたと振り返る。スパイカーとしての攻撃面だけでなく、守備面でも大きな存在感を放った。

今後に向けて

春季リーグを終えた今、さらに強化したいと語るのは守備面だ。相手にスパイク1本で決めさせてしまうのではなく、粘り強くつなぎ、そのなかで相手の隙をつく。中村選手の守備面の強化により慶大バレー部女子が掲げる「つなぐバレー」はさらに強固なものになるだろう。

慶大はつなぐバレーが持ち味

早慶戦の意気込み

見る側から魅せる側にまわる今年の早慶戦。「自分が見てて元気をもらったように、今度は自分が見てる人たちに何かエネルギーを与えることができれば」と熱量は誰にも負けない。当日の注目ポイントは「早い攻撃を強みとしているので早い攻撃の展開、また粘り強くつなぐ姿」だという。憧れの舞台に立つ中村選手の雄姿に注目だ。

早慶戦の意気込みを書いていただきました!

(記事:五関優太)

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