茨城県警「逮捕術大会」 最小限の打撃で犯人制圧 日頃の成果披露

逮捕術を競う県警の大会が開かれた=県武道館

犯人逮捕の技術を競う茨城県警の「逮捕術大会」が6月30日、水戸市新原2丁目の東日本技術研究所武道館(県武道館)で開かれた。県警本部と県内全27署から約330人が参加。日頃の訓練の成果を発揮した。

逮捕術は、警察官が自らの身を守りながら、最小限の打撃で犯人を制圧する技術。柔剣道や空手、ボクシングの要素も含まれる。大会では、刃物に見立てた短刀対警棒などさまざまな条件で試合が組まれ、選手たちは胴や肩に竹刀を当てたり、相手に投げ技をかけたりしていた。

3部門の団体試合では、機動隊と水戸、常総の各署が優勝。機動隊チームで選手兼監督を務めた豊崎貴也警部補(32)は「機動隊は警察の最後のとりで。自分と仲間、県民を守るため、さらに技術を磨きたい」と話した。

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