現地レポート:チョコプラ松尾から”熱い”ファンサも!?『僕とロボコ』最終話放送&原作3周年記念上映会が開催

『僕とロボコ』について、TVアニメ最終回放送と原作連載3周年を記念したスペシャルイベントが6月30日(金)にT・ジョイ PRINCE品川にて開催された。本記事ではイベントの模様を現地レポートとしてお届けする。

『僕とロボコ』は「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)にて連載中の宮崎周平によるコミックシリーズとして、累計発行部数1000万部を超える人気作。人を傷つけることのない「優しい世界」で繰り広げられるギャグ要素と、往年のジャンプ作品から連載中の人気作までパロディネタをふんだんに取り入れていることでも話題に。幅広い年齢層に支持され、昨年末よりTVアニメがテレビ東京系ほかにて放送。大好評のうちに最終回を迎え、異例の劇場版制作が発表となり世間をざわつかせた。

本イベントではそんな最終回を迎えたアニメ『僕とロボコ』の一挙上映が行われ、上映終了後にはロボコ役・松尾駿さん(チョコレートプラネット)とボンド役・津田美波さんが登壇してでのトークショーが実施された。

津田さんを「師匠」と呼んだ松尾さん、それぞれの”難易度高すぎエピソード”

オープニングトークではまず、お二人揃ってのイベント出演がジャンプフェスタ(昨年12月)以来だったことに触れ、松尾さんはロボコの衣装について「ここまで似てると逆に恥ずかしい」とコメントし、早くも笑いを誘った。(ちなみに松尾さんと津田さんはこの衣装を着たままタクシーで会場に来たという)

オープニングトークで盛り上がったところで早速メイン企画である、最終話の放送終了を記念したコーナー「難易度高すぎエピソードTOP3」がスタート。松尾さんと津田さんによる”収録が難しく印象に残った”エピソードTOP3がそれぞれ紹介された。

津田さんは、最も難易度の高かった第1位のエピソードに第12話の大食いで太ったボンドのシーンを選び、「途中で急激に太ってしまうボンドを演じました。口の中に物を入れるようにしながら早口で突っ込むところが本当に難しくて大変でした。」とコメント。松尾さんは第1位に第1話のロボコ初登場のシーンをセレクト。「収録を始めてすぐに絶望を味わいました。とんでもない役を引き受けてしまったなと……。今までの声のお仕事はなんとかなってきたのですが、この作品はどうにもならないと感じました。スピード感がとにかく早くて大変でした。」と収録時の印象を振り返っていた。

ほかにも、松尾さんは2位に先輩であり原作ファンでもある、ケンドーコバヤシさんと”2人きり”での収録だった第19話を挙げたほか、3位に挙げた第7話では感情の起伏とスピード感が凄すぎて「頭を抱えた」ほど難しい収録だったと回想していた。

生歌唱パートにファンサも…

数々の難易度高すぎエピソードを伺えたところで、続いては同作ファンからの反響を呼んだ”歌”の企画へ。イベントでは第24話「アイドルとロボコ」でアイドルデビューしたロボコが歌い話題となった「恋のボヤ騒ぎ」のミュージックビデオの上映が行われた。本楽曲に関してもウラ話を聞くことができ、松尾さん曰く「歌の収録時を行う旨が手違いで届いていなかった」思わぬトラブルが発生していたという。(なお、音響監督さんからの歌唱指導もあってスケジュール通りのレコーディングが叶ったそう)

さらに本企画では、劇中で披露されたロボコが歌う「恋ってこんなにしょっぺぇのかよ」の松尾さんによる生歌唱も実現。歌唱前、ステージにスタンドマイクや全面モニターが次々と運び込まれる状況に松尾さんは「こんなに本格的に…」と戸惑いながらも、しっかりとギターを構えスタンバイ。緊張しながらもフルサイズで歌い上げ、歌唱中には観客席からは熱い手拍子が送られた。

津田さんからの「歌詞中の”焼き鳥全部塩”に共感した」というユニークな視点からのコメントを頂いたところで早くもトークショーは終盤へ。新情報発表パートでは劇場版のティザービジュアルが解禁となり、お二人含め多くのイベント参加者が「なにか見たことのあるような構図だな…」と盛り上がっていた。

最後にコメントを求められると、津田さんは「収録では喉をナッパにして頑張りたい」と、松尾さんは「監督に「実写もいけますよ」と伝えました」とそれぞれ述べ、来る2024年公開の劇場版に向けての意気込みを伺うことができた。イベント終了後、ステージから降りる際に「ロボコの衣装のスカートをめくる」という松尾さんからの熱いファンサービスも届けられ、興奮が収まらないままイベントは幕を閉じた。

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