ハワイ、オアフ島で高架鉄道開業 76年ぶり、米国初の自動運転

ハワイ・オアフ島の高架鉄道「スカイライン」(日立製作所提供・共同)

 【ホノルル共同】ハワイ・オアフ島南部の東西を結ぶ高架鉄道「スカイライン」の一部区間(約17キロ)が6月30日に開業した。米国で初めて自動運転システムを採用。今後は段階的に営業区間を拡大、ホノルル国際空港やホノルル市庁舎周辺をつなぐ計画で、観光客の利便性向上や交通渋滞の緩和が期待される。

 事業主体のホノルル高速鉄道輸送機構(HART)などによると、オアフ島で本格的な旅客鉄道が運行されるのは、1947年に当時の鉄道が廃止されて以来、約76年ぶり。

 スカイラインは真珠湾西方のイースト・カポレイ駅と市庁舎近くのシビックセンター駅との全19駅、約30キロを約40分で結ぶ計画だ。

高架鉄道開業の記念式典であいさつするホノルル市のブランジャルディ市長(左)=6月30日、米ハワイ州オアフ島(共同)

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