総社の県道で5月17日に発生したひき逃げ事件、自動車捜索

岡山県津山市総社の県道で5月17日未明に発生したひき逃げ事件で、県警は18日から19日にかけ、道交法違反(救護義務違反、報告義務違反)などの罪に問われた岡山県津山市小原、会社員・男性が犯行時に乗っていたとみられる自動車を捜索した。19日午前10時半時点で、車のタイヤなどが見つかっている。
県警によると、逮捕した際に重要な証拠とみられる自動車が見つからなかった。
17日に公判があり、藤井被告が、荒神山にある市所有の残土処理場の地面に埋めたと証言。18日午後2時半ごろから、津山署員ら延べ約20人体制で幅約4㍍、長さ約20㍍の範囲を重機で掘り起こし、19日午前9時半ごろ、深さ約3㍍のあたりに埋まったタイヤと部品の一部が発見されている。車体を引き上げ次第、該当車両かどうかを調べるとみられる。
事故は5月17日午前2時45分ごろに発生。近所の住民が、車道に倒れた市内の男性(55)を発見して通報し、津山署が聞き込み捜査などを行って6月9日、被告を逮捕した。男性は左大たい骨などを骨折した。

ひき逃げ事件の公判での証言に基づき、未発見車両を捜索する県警=19日午前9時33分、荒神山

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