三笘薫の同僚18歳ブオナノッテ、ブライトンで死にたくなった理由を明かす

日本代表FW三笘薫が所属するブライトンは独自のスカウト術で世界各地から有望選手を獲得してきた。

2023年1月にロサリオ・セントラルから移籍してきた18歳のアルゼンチン人MFファクンド・ブオナノッテもそのひとり。

彼はESPNのインタビューでこんな話をしていた。

「(両親に家をプレゼントしたのは)プライスレス、両親はそれにふさわしい。子供時代に与えてくれたものを少しお返ししたんだ。

僕は一人っ子だし、家族は3人だけ。すごく甘やかされているよ。

イングランドでの最初の数か月は両親も一緒に暮らしていたんだ。徐々に適応している。

僕がイングランドから帰国して家族が集まった時、祖父がロクロ(シチュー)を作ることになった。母は場所を心配していた、あまりスペースがなかったからね。

僕はこう言った。『母さん、心配しないで。自分が何とかするからって』。そこで母に家を借りたことを伝えた、サプライズにしたかったからね。

家族が家を見て理解したところで鍵を渡した。マネージャーが手伝ってくれたんだ。家族の何人かは知っていたけれど、日曜には全員がそれを見ることになった。

両親は高校を卒業していなかったので、僕には勉強をさせたがっていたんだ。

だから、僕に手本を示すために、大人になってから高校を卒業した。さらに、父は僕のために煙草もやめてくれたよ。

それにはとても感謝しているし、両親は僕に教えることで教育してくれた」

「イングランドに来たのは1月で、風は強いし、寒いし…。

マネージャーと一緒に海が見えるホテルに到着したら、ものすごい風でドアを開けることができなかった。

午後3時には暗くなってきて、『自分はどこに来てしまったのか』と思っていたよ。自殺したかったけれど、何も言わなかった。

時間が経つにつれて慣れてきたよ。いまではより好きになったね。

チームのことはあまり知らなかったけれど、よく分かるようになった。

グループの目標だったヨーロッパリーグの出場権も確保できた。だから、とても嬉しい。数日したら、準備のために戻る。

監督はイタリア人なので、少し理解できる。自分は英語よりイタリア語のほうがいい。(英語を)少しずつ勉強しているよ。英語で話しかけられるけれど、何も理解できないんだ。

(この夏にリヴァプールへ移籍した)アレクシス(・マカリステル)が助けてくれていたけれど、彼はいなくなってしまった。だから、別の通訳をさがさないといけないね。

ピッチ上では全てが変わる。ロベルト(デゼルビ監督)と話したけれど、彼は僕を中央向きの選手だと感じており、サイドよりも中に置こうとしている。

彼が戻ってきたら話し合うけれど、彼が決めることさ。自分は必要とされるところならどこでもプレーできるし、求められるどんな役割もこなせるよ」

移籍当初は英国の気候に面喰い、死にたいとさえ思ったほどだったとか。

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いまは慣れたというが、まだ英語は理解できないそう。

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