開幕は首位今は最下位どーこだ、ってこれって最後はどうなるの?! の巻/倉井史也のJリーグ

[写真:©︎J.LEAGUE]

間違いなく今年前半の湘南はすっごい調子よかったと思うんです。開幕戦で鳥栖に5-1で勝ってるからどんな試合をしているのか見に行ったら、第3節のアウェイ川崎に1-1の引き分け、ルヴァンカップ初戦のホーム浦和に0-0で、もしかして平塚が昇格したときのセカンドステージの記録、2位ぐらいまでいけるんじゃない? なんて夢も見たんですよ。

第6節のホームG大阪戦は4-1、第7節のアウェイFC東京には2-2、第8節ホーム横浜FMには1-1、第9節アウェイ名古屋に2-2とここらまではまだ粘ってたんです。

ところがそこからが下り坂。第18節には開幕戦でボコってた鳥栖にホームで0-6とボコり返され、週半ばの未消化だった第12節アウェイ浦和に1-4。気付いたら18位。開幕戦のあとは1位だったことを考えると、このジェットコースターぶり、あんまりじゃないですか。しかも町野修斗はホルシュタイン・キールへの移籍が決まっちゃうし。

だけどだけど!! そうは言っても開幕当初はいいサッカーしてたし、今週末の首位横浜FMとの試合は町野が出られる最後の試合だし、もしかしたら何か起きるんじゃないの? そしてここからまた(多少は)上昇するんじゃないの?

とか思ったので、第18節を終えて2勝以下で得失点差-14以下のチームががシーズン終了時に何位だったか調べておきましたよ。例のごとく、J1が18チーム構成になった2005年以降で、2シーズン制だった2015年、2016年と、降格がなかった2020年、20チーム構成だった2021年を除くとこんな感じです。

すると該当するのが

【2005年第18節】

18位:神戸/2勝(得失点差-18)

【2006年第18節】

18位:C大阪/2勝(得失点差-22)

【2007年第18節】

該当なし

【2008年第18節】

18位:千葉/2勝(得失点差-22)

【2009年第18節】

18位:大分/2勝(得失点差-19)

【2010年第18節】

18位:京都/2勝(得失点差-20)

【2011年18試合消化】

18位:福岡/2勝(得失点差-24)

【2012年第18節】

18位:札幌 1勝 得失点差-31)

【2013年第18節】

18位:大分 1勝 得失点差-14)

【2014年第18節】

18位:徳島/2勝(得失点差-30)

【2017年第18節】

18位:新潟/2勝(得失点差-27)

【2018年第18節】

18位:名古屋/2勝(得失点差-18)

【2019年第18節】

該当なし

【2022年第18節】

該当なし

おやまぁ、実は18位のチームが2勝だけって結構あるんですね。しかも今年の湘南よりも得失点差が悪いケースがほとんど。

でもって今年は18位だけが降格になるので、上記のチームが18位になったケースを調べると……。

なんと、2005年、2012年、2013年、2014年の4回のみ!! 「のみ」といっていいかどうかは微妙だけど、11ケースのうち7ケースは最下位を免れているんです。これ、湘南にとってはちょっといいデータじゃない?今回文字数多いくらいがんばっちゃいましたよ。 ほら、そこの湘南ファンの人、泣かないで!!

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