果物や芸術 夏旅キャンペーン開幕 岡山県など「桃開き」セレモニー

オープニングセレモニーで鏡開きを模した「桃開き」を行う関係者ら

 岡山県がJR西日本などとタイアップして展開する観光企画「おかやま夏旅キャンペーン」が1日開幕し、イオンモール岡山(岡山市北区下石井)でオープニングセレモニーが開かれた。昨夏の「岡山デスティネーションキャンペーン(DC)」の後継で、9月末までの会期中、DCで好評だったフルーツ狩りやアート、クルーズといった約120のイベントを県内各地で繰り広げる。

 セレモニーには岡山県や県内の市町村、JR西の関係者ら約100人が出席し、伊原木隆太知事が「この3年間、新型コロナウイルス禍で思うように旅行ができなかったが、その悔しさをぶつけるようにみんなで一緒に盛り上げていきましょう」とあいさつ。関係者が鏡開きを模した「桃開き」を行い、来場者に白桃のジュースを振る舞った。

 おかやま夏旅キャンペーンでは、マスキングテープで真庭市・蒜山高原の観光施設などを彩るプロジェクトをはじめ、ブドウ収穫体験、昼食を組み合わせた大原美術館(倉敷市)の鑑賞ツアー、日生諸島(備前市)のクルーズといったDCの人気イベントを継続。笠岡ラーメンの人気店を巡るタクシーツアー、津山城跡(津山市)のイルミネーションといった新企画もある。

 各イベントの詳細や予約先は、JRの主要駅や観光案内所などで配布しているパンフレット、県観光連盟のホームページで紹介している。

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