「さくら野」来年3月に刷新 北上、改装着手は4月以降

北上市本通りのさくら野百貨店北上店=5月8日

 北上市の第三セクター北上都心開発(八重樫守民社長)は30日、事業承継する同市本通りのさくら野百貨店北上店について、来年3月に新生「さくら野北上店」として刷新するスケジュールを示した。4月以降に新規テナントを含む商業フロアのリニューアルやオフィスフロア拡充などに着手する。

 北上店は都心開発が運営するツインモールプラザの核テナント。今年3月にさくら野百貨店(青森市)から中途解約の申し入れがあった。存続に向けて8月14日に北上店を会社分割し、31日に全株式を都心開発が取得。ライセンス契約を結び、従業員41人の雇用を維持して営業継続する。

 来年3月に全館共通のポイントサービスを導入。売り場再編は1、2階のアパレルなどを圧縮し、雑貨やアウトドア、飲食などにテナント入居を打診している。4階の既存オフィス(約990平方メートル)に加え、2、3階に計約3300平方メートル分を拡張する計画だ。

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