OIST発の起業を支援 NEDOが覚書 自然科学分野に特化 県内初

 沖縄科学技術大学院大学(OIST)とNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)は30日、自然科学分野の技術を持ったスタートアップ企業の起業を支援する覚書を締結した。NEDOと大学による覚書の締結は県内初。

 OIST発のスタートアップの創出に向け、今後、OISTとNEDOはスタートアップ支援の環境整備を進めるほか、起業を目指す人に対し、NEDOが委嘱した技術経営アドバイザーを派遣するなどの支援を行う。

 同日、OISTで開かれた覚書締結式で、OISTのギル・グラノットマイヤー首席副学長は「起業家育成やスタートアップを創出するに当たってサポートしていただけることは大学にとっても最も重要な財産になる」と話した。

(金城大樹)

© 株式会社琉球新報社