フレンチのシェフが腕を振るう「牛ハラミステーキのライスバーガー」が看板商品。倉敷市内にレストランを構えるシェフの青梨侑弥さん(33)と優子さん(31)が夫婦で営んでいる。
レストランでも人気のハラミステーキは低温でじっくりと焼き、柔らかくジューシー。赤ワインやニンニクと煮込んだしょうゆベースのソースを垂らし、タマネギやレタスと一緒にライスで挟む。1個800円。コース料理に出す自家製プリン(300円)もある。
東京のフランス料理店で8年間修業した侑弥さんが出身地の倉敷に戻り、2020年3月にレストランを開業。すぐに新型コロナウイルス感染症が流行し、ケータリングサービスや弁当販売に力を入れた。キッチンカーの営業は昨年10月から。
レストランが忙しい日は優子さんがキッチンカーを担当。飲食店での勤務経験はなかったと言うが「常連さんと話せるのがうれしくて積極的に出しています」と笑顔を見せる。
侑弥さんは「飽き性だから次々と新しいことをしたくなる」と、最近は夏に飲みやすい「プリンフラッペ」(500円)といった新メニューの提供もスタート。「キッチンカーは挑戦の幅を広げてくれる」と目を輝かせる。
メモ 県内外のイベントに週末を中心に出店。詳細はビストログウ(086―527―5274)のインスタグラム「bistrogout」。