迫力ある自然など 雑誌所蔵の写真展

 歴史的発見と地球の真実を伝えてきた雑誌「ナショナル ジオグラフィック」の写真展が、横浜市栄区の県立地球市民かながわプラザ(あーすぷらざ)で開かれている。7月3日まで。

 1888年の創刊以来、探検家や科学者、研究者の記録などに基づいた記事に加え、著名な写真家による作品を掲載。同展では同誌所蔵の1100万点から142点を選んだ。

 「世界最大の結晶洞窟」は、メキシコの砂漠地下深くに長さ10メートル超の巨大結晶が林立し、人間が小さく見える。水深3200メートルの海底に眠るタイタニック号の2枚は、1991年当時の最新照明設備と潜水艇で約50時間かけて撮ったという。

 反響が大きかったアフガニスタン難民の少女など、人物写真も並ぶ。日本人写真家の岩合光昭さんと野町和嘉さんのコーナーもある。

 午前10時〜午後5時(入場は午後4時半まで)。月曜休館。大人400円、高校生、学生など200円、小中学生100円。問い合わせは、あーすぷらざ電話045(896)2121。

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