メディカルチェック不合格でサウジ行き白紙のツィエク、アル・ナスルが40%減の再オファー…代役はシティのMFか

[写真:Getty Images]

今夏のサウジアラビア行きが報じられるも白紙になったチェルシーのモロッコ代表MFハキム・ツィエク(30)だが、新たなオファーがあるようだ。

2020年夏にアヤックスから4000万ユーロ(約63億円)の移籍金で加入するも、プレミアリーグの強度とスピードになかなか順応できなかったツィエク。当初期待されていたアタッカーとしての地位を築けず、準主力という立ち位置に。2022-23シーズンはプレミアリーグでわずか18試合、チャンピオンズリーグ(CL)でも4試合の出場に終わり、大半が途中出場となっていた。

そのツィエクにはポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが所属するアル・ナスルが関心。チェルシーと2025年夏まで契約を残すツィエクの獲得に1700万ユーロ(約26億8000万円)以上の移籍金を支払うことで合意し、成立されたと見られていた。

しかし、メディカルチェックでヒザと股関節に問題を抱えていることが発覚し全て白紙に。不合格となったことで移籍の芽がなくなったと思われたが、アメリカ『CBS』のジェームズ・ベンジ記者によれば、アル・ナスルはマドリードで再検査を行うことにしたとのこと。ただ、再検査でもやはり懸念は変わらなかったという。

アル・ナスルはツィエクの獲得に向けて大幅に減額し、約40%の減額オファーを出したとされているが、ツィエクが加入する可能性はかなり低いと見られており、代役としてマンチェスター・シティのポルトガル代表MFベルナルド・シウバにターゲットを変えた可能性があるともされている。

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