海外客にウケる…粋な「くら寿司」とは? 大阪の新店に潜入

大阪のインバウンド需要に向け、回転寿司チェーン「くら寿司」(本社:大阪府堺市)が関西2店舗目となる「グローバル旗艦店」を7月1日、大阪・難波にオープン。さっそくなかを覗いてみた。

7月1日にオープンしたくら寿司「グローバル旗艦店 なんばパークスサウス」

■ 好調の「グローバル旗艦店」、道頓堀店は連日行列

現在国内に5店舗(今回の新店舗含む)あるグローバル旗艦店は、海外からの観光客をターゲットにしたした店舗となっており、「くら寿司」が持つエンタメ性×土地ごとの特色をミックスさせ、そこに「海外ウケ」を狙った工夫が施されているのが特徴。

今回オープンした新店舗には、関西のグローバル旗艦店では初となる「大型提灯」を設置

関西には新店舗のほか、グリコのネオンサインで知られる「道頓堀」にも店舗を構えており(西日本1号店)、コロナの規制中に比べると、利用客は約30倍にまで増えたんだとか。連日行列が絶えない人気スポットとなっている。

今回オープンした「なんばパークスサウス店」は、同じく7月1日にオープンした新エリア「なんばパークスサウス」の一部。場所は商業施設「なんばパークス」の南側に位置し、タイ初の高級リゾートホテルらと一緒に、エリア一帯を「新・おでかけ拠点」として盛り上げていく狙いだ。

■ ビッグな提灯に「映えウォール」、写真映えは確実

気になるその店内はというと、まずは入り口付近に設置された「大型提灯」がお出迎え。そして店内を進んでいくと、美術館顔負けの巨大な浮世絵に、大相撲の「番付」をモチーフにした映えウォール、そして窓際にはネオンに輝く「提灯」が所狭しと並べられており、どこかの遊園地に迷い込んだかのような高揚感が味わえる。

内装は世界的に活躍するクリエイティブディレクター・佐藤可士和氏が手がけた

視覚的な仕掛けが目白押しの同店舗、食べる前から「すでに楽しい」のだが、もちろん食体験も充実。白い暖簾で区切られたプライベート空間な各テーブルでは、通常メニューに加え「サーモンサラダ sushi ロール」(300円)や「牛カルビコーン sushi ロール」(300円)など、ワンハンド&クレープ感覚で食べられるメニューも揃う。

「白木造り」の各テーブルは白い暖簾で区切られており、高級寿司レストランのような高級感のある雰囲気も魅力のひとつ

「なんばパークスサウス店」限定メニュー「牛カルビコーン sushi ロール」(300円)

ほかにも、アメリカの「くら寿司」で親しまれているメニューを逆輸入した「ポップコーンシュリンプ」(280円)や「レッドドラゴンロール」(280円)なども堪能することができ、海外からの観光客はもちろん、日本人にとっても通常店舗では味わえない「異体験」を満喫することができる。営業時間は朝11時〜夜11時。

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