お土産にぴったりでは? 兵庫・姫路城が世界初の「レゴ」に

玩具メーカー「レゴジャパン」から、「姫路城」世界遺産登録30周年の記念レゴブロックが製作。8月の世界同時発売に先立ち、実際の「姫路城」(兵庫県姫路市)をバックに報道陣にお披露目された。

姫路城の世界遺産登録30周年を記念して発売される「レゴ(R)アーキテクチャー 姫路城」

同商品は、世界中の建築物や観光名所を再現する大人向けシリーズ「レゴ(R)アーキテクチャー」のひとつで、同シリーズは完成品をインテリアとして楽しむ人が多いコレクターアイテムにもなっている。これまで日本では、東京タワーやスカイツリーが並ぶ「東京」セットがあったが、世界遺産は今回が初めて。

6月26日には、「姫路城」西の丸にてお披露会が開催された

レゴブロックや建築好きはもちろん、今回の「姫路城」は城マニアからの注目も期待される。SNSでは「これはかっこいい!!!」「このサイズで姫路城を再現してるのめっちゃ高評価」「めっちゃ欲しい」などの声が上がっている。

2000を超えるピースで内部まで精巧に再現されている

ピース数は2125個で、完成サイズは高さ19センチ・幅32センチ・奥行き27センチと堂々とした大きさ。天守閣と西側の小天守が渡櫓でつながる連立式天守閣がしっかりと再現されており、天守閣は外せるようになっていて木造の内部をチラ見することができる。

齋藤元彦兵庫県知事は、「レゴの世界観を通じて、白鷺城とも言われる素晴らしい佇まいの姫路城の魅力を国内外のみなさまに知っていただき、実際に姫路城に足を運ぶ機会になることに期待したい」とし、清元秀泰姫路市長は「姫路のお土産としてぴったりなのではないか」と話した。

6月26日におこなわれたお披露目会の様子

ピース数から計算すると、組み立て時間は一般的に8〜10時間程度だという。じっくり作り上げることで、姫路城の外観の美しさや特徴をあらためて感じられそうだ。

価格は2万980円(オープン価格)。8月1日に公式サイトにて、世界130カ国で同時発売される。

取材・文・写真/太田浩子

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