愛犬が唸っている時、飼い主に伝えたいと思っている4つの気持ち

愛犬が唸っている時に飼い主に伝えたいと思っている気持ち

楽しく遊んでいたのに急に愛犬が唸ってくるときがありますよね。そういう時、犬はどのようなことを伝えたいと思って唸っているのでしょうか。

1.これは私のものだぞ!

飼い主に「これは私のものだぞ!」と伝えたい時、愛犬が唸ることがあります。

一緒におもちゃで遊んでいる時、急に唸ってくることがありますよね。遊んでほしい気持ちと、おもちゃへの所有欲が同時にあるからなんです。

(おもちゃを取られたくない…でも遊んでほしい…)という気持ちとが入り混じっている時、思わず飼い主に対して唸り声が出てしまうのです。

これは私のおもちゃだぞ!と、遊んでいる最中に手を咬まれてしまうこともありますので、注意して遊ぶようにしましょう。

手を咬んでしまった時は、遊びをおしまいにするとよいと思います。遊びながらも「人の手を咬んではいけない」ということを教える必要があります。

2.嫌なことをしないで!

飼い主に「嫌なことをしないで!」 と伝えたい時、愛犬が唸ることがあります。

あるあるなのが爪切りをする時です。爪切りを手に持っている飼い主の姿を見ただけで唸ることがあります。爪切りをされている最中、ずっと唸り続けることがあります。

「嫌なことをしないで!」と抵抗したい気持ちから唸り声が出てしまうのです。我が家の愛犬も爪切りをする間はずーっと唸っているタイプです。

唸るだけならよいのですが、抵抗して暴れてしまう犬もいます。爪を切りすぎて出血させてしまうなど危険も伴います。動物病院では爪切りだけでもOKなので、専門家に頼ることも大切だと思います。

3.知らない犬のニオイがする!

飼い主に「知らない犬のニオイがする!」 と伝えたい時、愛犬が唸ることがあります。

他犬と触れ合って帰宅した時、愛犬に唸られたことはありませんか。めちゃくちゃ吠えられて咬みつかれそうになった、という経験をされた飼い主もいらっしゃるようです。

念入りなニオイチェックが入るのはあるあるですよね。

他犬のニオイに警戒して、唸ったり吠えたりすることがあります。他犬との浮気がバレて、ヤキモチを妬いて唸る犬もいるのではないでしょうか。

大好きな飼い主から他犬のニオイがしたり、愛犬にとって全く知らない犬のニオイがしたりすると、ストレスを感じてしまうことがあります。体調を悪くし、下痢や嘔吐をする犬もいるようです。

飼い主を唸るほどヤキモチ妬きな愛犬をお持ちであれば、他犬との触れ合いは控えた方が良さそうです。

4.近づかないで!触らないで!

飼い主に「近づかないで!触らないで!」 と伝えたい時、愛犬が唸ることがあります。

急に拒否されたように感じる時は、次のような可能性を考えてみてください。

  • 怪我による痛みがある
  • 病気による痛みがある

痛みがある時は、たとえ相手が飼い主であっても、体に触れられることを拒否することがあります。痛みを感じている時は、ケージやベッドの中で体を丸めたまま眠り続けている、ということがよくあります。

留守番していた愛犬に急な変化があった時は、留守番中に怪我をした可能性も考えられます。フリーリングで滑って転倒したのかもしれません。階段から転げ落ちてしまったのかもしれません。

強い痛みを我慢している時は、体が小刻みに震えることがあります。唸るけど咬みつきはしないという時は、体の隅々を確認してあげてください。原因が分からない時は、なるべく早く病院で診察を受けましょう。

まとめ

愛犬が唸っている時に飼い主に伝えたいと思っている気持ちを4つ解説しました。

  • これは私のものだぞ!
  • 嫌なことをしないで!
  • 知らない犬のニオイがする!
  • 近づかないで!触らないで!

他人には唸らないのに飼い主には唸る、という犬もいますよね。

愛犬にとって、甘えられる存在であり、わがままも言うことができる相手だからなのではないでしょうか。

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