「日曜の夜ぐらいは. . .」キャスト陣がクランクアップ! 4カ月の撮影を終えて主演・清野菜名が涙

今年4月、ABCテレビが日曜午後10時に新設した全国ネットの連続ドラマ枠で、その記念すべき第1作として主演・清野菜名&脚本家・岡田惠和氏によるオリジナル作品「日曜の夜ぐらいは. . .」(日曜午後10:00=ABCテレビ制作)が、本日7月2日にいよいよ最終話を迎える。主人公・岸田サチ(清野)をはじめ、野田翔子(岸井ゆきの)、樋口若葉(生見愛瑠)、市川みね(岡山天音)ら愛すべきキャラクターたちは、夢の実現に向け奮闘を続けてきた日々の果てに、どんな未来を手にするのか? 最終回の見どころとともに、笑顔と涙に彩られたメインキャストたちのクランクアップコメントが到着した。

約1年ぶりとなるドラマ撮影を終えた清野は、1人きりのシーンでクランクアップ。充実感がうかがえる笑顔を浮かべた一方で、「1人で寂しい…」との本音も吐露。「本当にすてきな作品に出合えて、とても幸せな時間でした。現場に来ると、本当に皆さんが明るくて、その皆さんの明るさに私はとても救われて、毎日の現場を乗り越えることができました。1年半ぶりに(ドラマの)撮影に参加してみて、あらためて現場って楽しいなと思わせてくださった現場でした」と感謝を口にしながらも、主演の重圧に耐えながらサチを演じきった清野の瞳には涙がにじんだ。

岸井は「最初は清野さん、生見さんとしか呼べないし、どうやって話せばいいんだろう…というところから、こんなふうに毎日笑い合える皆さんと共演できて、このキャストで、この本で、一緒にドラマを作れたこと、本当によかったと思っています。(私たちを)出会わせてくれた偉い人、本当にありがとうございました」と本作での“出会い”を振り返った。

「こんなにクランクアップが寂しいとは思いませんでした」と回顧したのは生見。「4カ月間、毎日のように現場にいた撮影が初めてだったので、終わってホッとしてもいますが、明日から撮影がないと思うと悲しいです。毎日(朝が)早くて終わりが遅いのに、みんな温かくて優しくて、すごく好きな現場でした。勉強になったし、私もちくわぶが大好きになりました! 寂しくなったらまた作品を見ます!」と作品への愛を感じさせた。

岡山は「まさか、誕生日(6月17日生まれ)を越えてまで(撮影が)続いているとは思わなかったのですが、なんとか今日を迎えることができ、本当にうれしく思います。オリジナルの台本で、リアルなんだけど夢のような毎日を、みねとして健やかに過ごさせていただくことができました。お世話になりました。ありがとうございました」と、長期間の撮影を終えての率直な心境を口にした。

カフェプロデューサー・住田賢太役として確かな存在感を見せた川村壱馬は、「すてきな作品に出合わせてもらって本当に感謝しています。(これまで)事務所制作の作品が多くて、そうではないドラマの現場が初めてだったのですが、本当にいい雰囲気で、僕もなじみやすかったというか、居心地のいい空間で過ごさせていただきました。皆さん本当にありがとうございました。また機会がありましたらよろしくお願いいたします」と、現場の雰囲気にも触れながらあいさつ。

さらに、サチの母である岸田邦子役・和久井映見は「みんなの幸せを願わずにいられない台本だなと思いながら撮影がスタートして、今もまだ終わらないような気がしているんですけど、あーもう終わっちゃうんだなというのと、まだまだこの先のみんなの暮らしをのぞいて見ていたいなという気持ちが同時に存在していて、ちょっとあったかくて切ないです。最終回もテレビの前ですごく楽しみに待っています」と最終回への期待を高めた。

若葉の祖母・樋口富士子を演じた宮本信子は「富士子のような役は初めてでしたので、とても勉強になりました」と学びがあったことを明かしながら、「富士子が丘の上で、幸せだった頃を思い出すカットはとても好きです。富士子が背負っているものを出したいと思っていたので…。双眼鏡でのぞくのもすごく楽しかったですね(笑)」とお気に入りのシーンについて触れる場面も。加えて「実は私、ちくわぶを認めていなかったんですよ…本当言うと(笑)。でも撮影でいただいたちくわぶがおいしくて、目からうろこでした」と意外なエピソードも飛び出した。

清野、岸井、生見の3人が紡いできた、女性3人の友情物語「日曜の夜ぐらいは. . .」。それぞれに訳ありな家族を抱え、夢見ることが罪ででもあるかのような息の詰まる毎日を送っていた見ず知らずのサチ、翔子、若葉が、予期せぬ出会いから何げない日々を積み重ねる中で、夢を詰め込んだカフェの開業に向けてまい進する尊い姿を、温かな視線で描いてきた。

今夜放送の最終回では、カフェ「サンデイズ」がついにオープン。“お客さんを幸せにし、自分たちも幸せになる”…そんな決意を心に刻み、サチたちはカフェの扉を開ける。果たして「サンデイズ」こだわりのオリジナルメニューとして考案された「ちょっとだけ高いアイス」や、サチの母特製の「邦子カレー」、そして若葉因縁の「ちくわぶカヌレ」の反響やいかに?

これまで大事な局面でことごとく娘たちの足を引っ張ってきた、サチの父・博嗣(尾美としのり)と若葉の母・まどか(矢田亜希子)は、今回も姿を現すのか? 気になる展開が続く中、日曜限定で「眠れない人」向けの深夜営業をする「サンデイズ」には、翔子を驚かせる1人の女性客が来店し…!?

偶然をきっかけに芽生えたかけがえのない友情を大切に育み、それぞれ足りない部分を補い合いながら夢への道のりを慎重に歩んできたサチ、翔子、若葉。そして、そんな3人を最も近い場所で支えてきたみね。彼らは、思い描いてきた幸せをつかむことができるのか。サチたちの行く末は、最後まで見逃せない。

なお、笑顔あり、涙ありのコメント動画は、最終話の放送に先駆けて、公式YouTubeにて配信される。本作に全力で取り組んできたキャストたちの生の姿を、本編放送前にぜひ確かめてほしい。

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