現金奪ったが、脅迫はしていない…富士見のドラッグストア強盗、容疑の27歳女を逮捕 容疑の一部を否認

ドラッグストアで強盗容疑、27歳女を逮捕=埼玉県富士見市

 埼玉県警東入間署は1日、かばんの中に刃物があるなどとドラッグストアの店員を脅し、現金約52万円を奪ったとして、強盗と建造物侵入の疑いで富士見市水子の無職の女(27)を逮捕した。

 逮捕容疑は6月18日午後10時11分ごろから同18分ごろの間、同市水子のドラッグストア「セキみずほ台店」の店内に、客を装って侵入し、カウンターにいた店員男性(21)と店長男性(33)に対して、「今ある紙幣を下さい。この中に刃物があります」などと、ショルダーバッグ内に隠した刃物のような物を見せて脅迫し、現金52万2千円を奪って、逃走した疑い。

 同署によると、防犯カメラなどから居住エリアを特定。同30日に女の自宅を家宅捜索したところ、犯行時に着ていたとみられるパーカー、長ズボン、サンダル、奪った現金の一部を押収、任意同行を求め取り調べていた。

 女は「セキ薬品から現金を奪ったが、刃物は突き付けていないので脅迫したつもりはない」と、一部容疑を否認している。動機については「ギャンブルにはまり、生活が苦しかった」と供述しているという。

 同店では同29日夜にも、女が現金約26万円を奪って逃走する強盗被害があり、同署は関連を調べている。

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