【味噌】やっぱり自家製はウマい!自宅で簡単「味噌づくりキット」を試してみた

みそらぼ「味噌づくりキット」

古くから「味噌は医者いらず」と言われ、栄養素も豊富で美容にもいいとその価値が見直されている「味噌」。

日本人の伝統食である味噌のおいしさを伝えるさまざまなアイテムを販売している「みそらぼ」の「味噌づくりキット スターターパック」は、豆を炊いたりする必要が一切なく、簡単に味噌づくりができるセット。

「つくり方動画」が見られるQRコードも付いていて、はじめての人でも安心で、 子供の食育の一環としてトライするのもおすすめです。さっそくキットを取り寄せて、実際に体験してみました!

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はじめての人でも簡単にできる味噌づくりキット

味噌づくりキット スターターパック 2パックセット 2,700円(税込)

自宅で味噌を仕込んでみたいけど、どうやって仕込んだらいいかわからない!という人におすすめなのが、味噌加工品の開発・販売や味噌づくりの出張ワークショップ教室などを行っている福岡の「みそらぼ」が販売している「味噌づくりキット」です。

「味噌づくりキット スターターパック」の中身

今回注文した「味噌づくりキット スターターパック 2パックセット」のキットの中には、以下のものが入っています。

・真空煮大豆パック
・真空米麹+塩パック
・仕込んだ味噌を保管するジッパー付きの袋
・キャラクター名札
・味噌づくり説明書(+味噌づくり動画URLのQRコード)

パックに同封された説明書

セットにはイラスト付きの説明書も付いていて、それに沿って進めていけば失敗もないですが、動画も見られるというのが安心です。

手を洗ってさっそく味噌づくりスタート!

湯冷まし、はさみ、定規は各自で用意

手をしっかり洗ってから作業スタート。
キット以外に自分で用意するものは、

・湯冷まし(常温)35~40cc
・はさみ
・定規またはプラスティック製のカード

です。

レンジで煮大豆を加熱

まずは材料の下ごしらえ。真空パックに入った煮大豆を、袋を開けずに電子レンジ(500W)で20~30秒温めます。

人肌程度の温度になればOK。熱すぎると麹菌が死んでしまうので注意して!

左:煮大豆 右:塩入生米麹

つづいて温めた煮大豆の袋と塩入生米麹の袋を開封します。

大豆は福岡県産のふくゆたかを使用していて、麹は福岡県産の米麹と粗塩だそうです。

接着部分ギリギリのところをカット

袋は閉じられている部分ギリギリをカットするのがポイント。そうすると材料を混ぜるなどの作業がしやすくなります。

塩入生米麹を袋の上からほぐす

下準備が終わったら塩入生米麹をほぐしていきます。かたまりの状態で入っているので、袋の上からほぐしてさらさらにします。

指先でやさしく押してほぐしましょう。ある程度ほぐれたら、袋にいっぱいに空気を入れて風船状にし、30秒ほどシャカシャカと振ると塩と麹がしっかり混ざります。

麹の袋に煮大豆をIN

次に、ほぐれた麹のなかに煮大豆を入れます。

力を入れて大豆と麹を潰します

煮大豆を入れたら、袋の上から押して大豆を潰していきます。大豆は柔らかく煮てあるので、指で押すだけで簡単に潰れていきます。

だんだん麹と大豆が混ざってくる

煮大豆と米麹を袋の上から揉むように丁寧に潰し、できるだけ大豆がぺったんこになるように力を入れて潰しましょう。だんだん大豆と麹が混ざってきます。

準備しておいた湯冷ましを加える

この中に冷まし湯を加え、全体がさらによく混ざるようにしっかりとこねていきます。

麹、大豆、水がしっかり混ざるように根気強く

体重をかけて、洗濯板でゴシゴシともみ洗いするような感じで力を加えます。

麹と大豆の粒がなくなり、しっとり滑らかになるまで根気よくこねます。

ここがお味噌づくりで一番大切なところ!塩が固まって辛いところができたりしないようにしっかり混ぜましょう。

袋に空気を入れて円を描くように振る

しっとりと全体がまとまってきたら、ここでまた袋に空気を入れて、風船を作ります。

袋風船を両手で持ち、大きく円を描くように振り、中の材料を大きく転がします。

袋の中でボール状になった味噌

袋の中でボール状になったらOKです。ラグビーボールのような細長い形にしていきます。

味噌を保存するジッパー付きの袋

ここで付属のジッパー付き袋を取り出します。上から5cm程度外側に折り返し、底と口をしっかり開きます。

ジッパー付きスタンドパックに味噌をIN

ジッパー付き袋に味噌を入れていきます。ラグビーボール状に細長くし、味噌の入っている袋をひっくり返して味噌の頭を出すようにして入れていくと詰めやすいです。

空気が入らないようにしっかり押し付ける

味噌をスタンドパックに入れたら、ギューッと押し付けます。袋の底に空気が入らないようにするのがポイント!

袋に残った味噌も無駄なく

味噌を仕込んだ袋に若干材料が残るので、こちらも無駄なくまとめましょう。

定規かプラスティックカードを使ってこそげていくとまとめやすいです!

袋の閉じている方にまとめていき、最後に袋の端を切って絞り出すときれいに入れられますよ。

空気をしっかり抜きましょう

最後に折り返していたスタンドパックのジッパー部分を元に戻し、底や袋の上に空気が残らないようにしっかり抜きながら、きっちりジッパーを閉めましょう。

仕込んでから2~3ヶ月熟成させます

かわいいキャラクター入りの名札

味噌の仕込みが完了したら、付属の名札に仕込日と名前を書きましょう。かわいいキャラクターが描かれていて、とってもキュート!

名前を付けることでぐっと愛着が

名札はミシン目に沿ってカットすると、うさぎの形に!オリジナルで考えた名前も書き込んで完成です。名前を付けることで、なんだがとっても愛情が湧いてきます。

味噌は仕込んでから2~3ヶ月で食べごろに。

味噌は生き物なので常温で保存し、キッチンやリビングなどに置いて育てましょう。時々様子を見て声をかけてあげるといいんだとか!

【途中経過】1ヶ月~1ヶ月半後

仕込み後、1ヶ月経過した状態

1ヶ月程度経つと少し中身がしっとりとしてきました。徐々に味噌らしくなってきたようです。

「頑張っておいしくなーれ」と日々声をかけて見守ります。

仕込み後、1ヶ月半経過した状態

さらに半月ほど経つと発酵してガスが発生し、袋がパンパンになってきました。

この場合は空気を抜いて、またぴっちりと封をしてさらに寝かせます。

ついに完成!さっそく試食してみました!

仕込み後、2ヶ月が経過した状態

仕込みから2ヶ月が経過し、よい感じに熟成が進んだようなので、試食してみることにしました。

しっとり、よい感じに完成しました!

袋をあけて中身を見てみると、しっとりとした味噌に仕上がっていました!

ところどころ表面に白い塊のようなものがありましたが、これはカビではなく「チロシン」といううまみ成分の一種なのだそう。おいしさのもとなので、混ぜて食べるといいそうです。

味噌は食べごろになったら、冷蔵庫または冷凍庫で保存しましょう。そのまま常温で熟成させて、味の変化を楽しむこともできるそうです。

野菜スティックにつけて

まずは味噌の味をしっかり堪能するため、野菜スティックにつけてそのまま食べてみました。

味噌は塩気もちょうどよく、豆の豊かな香りもあり、最後にほのかな甘みも感じられ、とてもマイルドな味わい!

自分で作ったということで、よりおいしく感じられました。

味噌汁にもぴったり

味噌汁も作ってみました。こちらも豆の香りと甘味がしっかりと感じられ、おいしく味わえました! いつもの味噌汁よりも角がないやさしくまろやかな味わいに仕上がったように感じました。

初めて体験した味噌づくりでしたが、失敗せずに出来上がりました!

大変な準備もなく、手も汚さずに本当に簡単においしい味噌が作れることにびっくり! 自分で作るということで愛着が湧き、よりおいしく味噌が味わえる気がしました。

気になった方は、ぜひ「みそらぼ」の「味噌づくりキット」を試してみてくださいね♪

(ハピママ*/ ポンヌふ)

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