岩手山山開き、雲間に絶景 「5類移行」などで活気戻る

雄大な景色の中、山頂を目指す登山者=1日、岩手山山頂付近

 滝沢、雫石、八幡平の3市町にまたがる岩手山(2038メートル)の山開きは1日行われ、多くの登山者が山頂を目指した。新型コロナウイルス感染症の「5類移行」などで人々の外出意欲は高まっており、山に活気とにぎわいが戻った。

 登山者は馬返し、御神坂、焼走りの各登山口で安全祈願して出発。朝方は霧が多い天候だったが、シラネアオイやハクサンチドリなどの高山植物を楽しみながら歩を進めた。

 登山者は9合目のお鉢を回り、正午ごろには山頂に到達。ピッケル交換や万歳三唱で喜びを共有した。雲間から見える遠くの山や麓の街並みなどの絶景を満喫し、記念撮影した。

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