バルセロナ&バイエルン、中盤プレーヤーの等価交換の可能性

写真:トレードの可能性が報じられるデ・ヨング(左)とキミッヒ(右) ©Getty Images

バルセロナとバイエルンが、中盤プレーヤーのトレードを画策しているという。スペインのウェブメディア『ELGOLdigital.com』が伝えている。

バルセロナは契約満了で退団し、アメリカMLSのインテル・マイアミに移籍することが決まった元スペイン代表MFセルヒオ・ブスケツの後任として、マンチェスター・シティとの契約が満了となったドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンの獲得が決まっている。そして、ドイツ代表の中盤プレーヤーをもう1人、補強する可能性があるという。

その選手とは、バイエルンに所属するドイツ代表MFジョシュア・キミッヒである。キミッヒはトーマス・トゥヘル監督がバイエルンの指揮官に就任して以来、このドイツ人指揮官のチームへのアプローチに満足していないという。

現状でクラブとの契約更新も望んでいないため、クラブ側は彼の売却を画策。トゥヘル監督を始めとするチームスタッフもこれに同意しているが、代役の確保を望んでいる。

その代役候補が、バルセロナのオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングだという。デ・ヨングはバルセロナのシャビ監督から厚い信頼を寄せられている。クラブ側は高値が付く彼の売却を事あるごとに画策しているが、シャビ監督はこれに難色を示しており、またデ・ヨング自身もバルセロナで引き続きプレーすることを強く望んでいるため、移籍は実現していない。

一方、トゥヘル監督はデ・ヨングがアヤックスにいた頃から彼を高く評価しており、以前も自分が率いるチームに迎え入れようとしたことがあるそうだ。

そんなデ・ヨングに関する交渉について、バイエルン側は金銭を介さないキミッヒとの交換トレードを提案しているという。

両選手ともに市場価値は7500万ユーロ(約118億2170万円)と全くの同額。年齢はキミッヒが28歳、デ・ヨングが26歳と2歳違いだが、ともに20代のため長期契約が可能だ。

どちらかというとバイエルンのほうにメリットが多そうなトレード案だが、果たしてバルセロナはどのような反応を示すのか。

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