石川遼「求めているスイング」 18番でただ一人のイーグル

石川遼は24位。ショットの手応えを深める週末となった(撮影/和田慎太郎)

◇国内男子◇長嶋茂雄招待セガサミーカップ 最終日(2日)◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(北海道)◇7178yd(パー72)◇曇り(観衆3507人)

2014年、19年と大会2勝の石川遼は、「67」で回って通算11アンダー24位で終えた。1イーグル5バーディ、1ダブルボギーの内容に「いい所ばかりではないけど、課題も見つかりながら求めているスイングができた」と4日間の自己ベストスコアで大会を締めくくった。

前半12番(パー3)のダブルボギーで後退したが、18番(パー5)でイーグルを奪取。ティショットをフェアウェイに置くと、3UTで振った第2打で2オンに成功し、2mを沈めた。18番でこの日ただ一人のイーグルをマークし、後半アウトは4バーディを奪った。

「スイング自体が馴染んできて、以前よりも長いクラブの効率が良くなっている」と、今週の平均ドライビングディスタンスは310.50ydで大会5位。「スイングのタイミングも修正できたし、これを糧に練習して次につなげたい」と振り返った。

3週間のオフはとにかく練習に打ち込む(撮影/和田慎太郎)

国内男子ツアーはこのあと3週間のオープンウィークを挟み、7月27日開幕のメジャー「日本プロゴルフ選手権」(北海道・恵庭CC)で再開する。日本プロは2019年にハン・ジュンゴン(韓国)とのプレーオフを制している。3週間で「ガッツリ打ち込みたい」と練習に集中し、再び北海道に戻ってくる。 (北海道千歳市/谷口愛純)

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