5月の通貨統計、人民元預金7%増

香港金融管理局(HKMA)は6月30日、5月の通貨統計を発表した。同日の政府新聞公報によると、5月の認可機関の総預金残高は前月に比べて0.9%減少し、うち香港ドル預金は0.7%減、外貨預金は1.1%減。主に企業の資金流動を反映している。5月末の総預金残高は年初に比べ0.3%減、香港ドル預金は同1.5%増となっている。香港の人民元預金は5月に7.1%増、5月末現在で8917億元となっている。主に企業の資金流動を反映している。越境貿易決済の人民元取引総額は5月に9773億元に上り、4月の7253億元より増えた。預金残高の変動は金利動向、市場での資金調達活動など多くの要素の影響を受ける。このため長期の趨勢を観察する必要があり、月単位の変動を過度に読み解く必要はない。

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