こんにちは。内田友賀です。
せっかく愛犬とのお出かけを予定していた土日も、雨予報でがっかり。
そんな日は、気持ちを切り替えて「お家遊び」を楽しんでみませんか? 犬の特性を上手に引き出す遊びは、愛犬の本能を刺激してストレス発散になったり、トレーニングにつながったりします。
そこで今日は、ぽん太の学校『DOSHIP』さんで習った、お家でも簡単にできる遊びをご紹介♪
DOGSHIP https://dogship.com/
嗅覚を使って ~宝(おやつ)探しゲーム~
犬にとって嗅覚は、情報収集したり好奇心を刺激したりと、とても大切な役割を担っています。しかし、嗅覚に頼らない生活をしていると、だんだんとその機能も弱まって、匂いに対する興味関心も薄れてきてしまいます。
嗅覚は脳と直結していますので、上手に刺激してあげることは愛犬の生活にとても良い効果を持っているのです。
早速、匂いへの興味をアップし、愛犬の好奇心や意欲を引き出しながら集中力を高める遊びをやってみましょう♪
紙コップやハンカチなど、トリーツ(おやつ)が隠せるものを2、3個用意し、1つにトリーツを隠して愛犬の前に並べます。「サーチ」などの合言葉で、愛犬に探させてみましょう。簡単そうに見えますが、実はさまざまなハードルが隠れているのです。
①「探す」ことに興味を持つ
自分が何を求められているのか分からず、ポカーンとするケースも。「探す」ということに興味を持ってもらうため、まずはトリーツを隠さずに大きな箱に入れて、誘導してあげるところからスタートしてみましょう♪
②どうやったら貰える?
正解が分かった後、愛犬がどのようなリアクションをすればトリーツを貰えるかを認識する必要があります。(正解の物にタッチする、オスワリをする、ワンと言うなどルールを決めましょう)。そして、不正解だったときは貰えない、というルールを守ることも大切です。
③トリーツじゃなくてもできる!
応用編として「●●を探して」というように、正解の物が有るか無いかだけでなく、複数の中から1つを選ぶということもできるようになります! 見た目が違う3つのオモチャに名前を付けて挑戦してみても良いでしょう。
(介在犬のロッキー君は、小学校の授業で「りんご」「きのこ」「うなぎ」の中から子どもたちが選んだオモチャを持ってくるよ!)
頭を使って ~ミニ障害物競走~
トンネルをくぐったり、ハードルを跨(また)いだり。子どもたちなら楽しんでやりそうなゲームですが、犬の場合は少し違います。本来、不安要素がある場所をあえて通過することは、あまり好まないのです。
しかし、家という安心安全な空間で体験することで、心理的にも良い効果を生みます。人間社会で生きる犬たちは、自然でノンストレスな事ばかりではありません。動物病院やサロン、お出かけでの移動など、さまざまな環境を受け入れなくてないけないことがあります。そんな中、飼い主さんの合図で「くぐる」「またぐ」「とびこえる」などのアクションに挑戦することで、愛犬の心の器を広げることにもつながるのです。
方法はとっても簡単。家にあるさまざまなものを使ってミニコースを作ってみてください。最初は小さくて先が見える障害から挑戦してみると良いと思います。どうやったらクリアできるのかと一生懸命考えながら勇気を出す愛犬に心を寄せて、上手に誘導しながら楽しんでみましょう。
共同ワークで ~一緒にエクササイズ~
以前、トレーニングスクールのDOGSHIPさんが考案したイヌロビクスをご紹介しました。
※練習方法は過去の記事をご覧ください
飼い主さんが腕立て伏せをしながら、愛犬は声だけで一緒に「オスワリ」「フセ」をするゲーム。この難しさは何と言っても、「声だけで指示ができるか」ということと、「見慣れない体勢の飼い主と、心を落ち着けてコマンドができるか」という2点。
飼い主さんの体力勝負にもなりますので、まさに一緒に楽しめるゲームです。
いつもやっている「オスワリ」や「フセ」。うちの子はできると仰(おっしゃ)る飼い主さんも多いのですが、実は、ジェスチャーだけ声だけ、屋外でなど、環境を変えるだけでできなくなる子がたくさんいます。
どこに行っても落ち着いてコマンドを受け入れられるためには、こんな小さなゲームも、とっても役に立つのです。
さいごに
これらの遊びは、上手にクリアできる事だけが目的ではありません。遊びを通じて愛犬の性格を知ることができるし、何よりも愛犬にとって、一緒に楽しめたという時間が心のリフレッシュになるのです。ただし、犬の集中力は短いもの。1つのゲームは5分以内に終えるようにしましょう。そして忘れてしまう前に、できれば毎日でもリマインドしてあげることが上達するコツです。
梅雨の時期。雨の日だからこそできる遊びを一緒に見つけて、ぜひ素敵な時間を過ごしてください。
Lots of love.