【韓国】ハラルの「韓牛」、マレーシアに正式輸出[農水]

韓国農林畜産食品省は6月29日、仁川港(仁川市)でマレーシア向けに正式に輸出される国産高級牛肉「韓牛」の船積み記念式を開催した。今回輸出されるのは、10頭分の牛肉。

今回の船積みを皮切りに、3カ月間で75頭分の牛肉がマレーシアに輸出される予定だ。今後3年間の同国への輸出量は7,500頭分に上ると見込まれている。

輸出に先立ち、5月には国内で家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)の発生が確認された。この際、鄭煌根(チョン・ファングン)農林畜産食品相はマレーシア政府関係者に会い、口蹄疫関連の情報を共有。韓牛は生まれてから販売されるまで全ての履歴がデジタルで管理されているため安全であることをアピールして、最終的な輸出にこぎ着けた。

■イスラム圏への輸出本格化

マレーシアに輸出されるのは、イスラム教の戒律に従っていることを示す「ハラル」認証を取得した韓牛。そのため、今後はアラブ首長国連邦やインドネシアなどイスラム教徒が多い国への輸出を本格化する。

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