AIオンデマンド乗り合いタクシーを白馬村で運行、SWATがアプリ提供へ

SWAT Mobility Japan株式会社(以下、SWAT)は、長野県白馬村(以下、白馬村)で観光客を対象とした、AIオンデマンド乗り合いタクシー(名称:白馬 夏のデマンドタクシー)実証実験において、運行アプリを7月1日~9月30日の期間で提供する。

白馬村はグリーンシーズン(初夏から秋ごろまでの期間)の観光需要拡大を課題としている。昨冬に白馬村が運行したAIオンデマンド乗り合いタクシー「白馬 ナイトデマンドタクシー(HND)」は、約70日間の運行期間で、アプリ登録者数は3939人(うち外国人2875人)、累計乗車人数は1万2000人に達した。さらに、高い運行効率(相乗り率 73%)とサービス満足度(91%が星5つの評価)を記録している。

同実証の目的は、避暑やトレッキングを目的に訪れる観光客に対して、利便性の高い移動手段を提供することだ。同社は、今回の実証に白馬村専用の運行アプリ「白馬 夏のデマンドタクシーアプリ(HND)」を提供する。

また、同アプリはシンガポールと日本で特許を取得しているダイナミック・ルーティング・アルゴリズムを実装した。同アプリを活用することにより、最少の車両台数で、多くの乗客を移動需要に基づいて送迎し夏の白馬村の観光利便性を確保するという。

なお、同社は、取得した移動データを30の運行指標に基づいて、継続的な分析と改善を行うことで、需要に応じた最適なサービスをつくり上げ、白馬村の公共交通の最適化を目指すと述べている。

(出典:SWAT Webサイトより)

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